2004年06月23日
犯罪の温床!?ネットオークションで起こるさまざまなトラブル
最近ではインターネットが舞台となった犯罪が増加しており、新聞やテレビでは連日のようにネット絡みの事件が報道されている。中には殺人事件のような凶悪犯罪も発生するが、最も身近で罠にはまりやすい犯罪が「詐欺事件」ではないだろうか。
詐欺事件にもさまざまな種類があるが、今最も多いのが、インターネットオークションで起こる取引トラブルだろう。ネットオークションは今や、ネットユーザーなら誰でも参加経験があるといわれるほどの人気コンテンツ。年齢や性別に関係なく実に多くのユーザーが利用する。しかし、ここまでメジャーなコンテンツとなるとトラブルや犯罪も多く、ネットオークショントラブルを専門に扱うサイトでは、犯罪を常習的に行うユーザーの情報が公開されているほどだ。今回は、ネットオークションで起こるトラブルや犯罪事例をするとともに、トラブルに巻き込まれないための対策もご紹介しよう。
詐欺事件にもさまざまな種類があるが、今最も多いのが、インターネットオークションで起こる取引トラブルだろう。ネットオークションは今や、ネットユーザーなら誰でも参加経験があるといわれるほどの人気コンテンツ。年齢や性別に関係なく実に多くのユーザーが利用する。しかし、ここまでメジャーなコンテンツとなるとトラブルや犯罪も多く、ネットオークショントラブルを専門に扱うサイトでは、犯罪を常習的に行うユーザーの情報が公開されているほどだ。今回は、ネットオークションで起こるトラブルや犯罪事例をするとともに、トラブルに巻き込まれないための対策もご紹介しよう。
ネットオークションは、取引を全てメールや電話で行うことで、相手に一切会うことなく商品の取引ができるのが魅力のひとつ。しかしその魅力を悪用することで、代金を支払ったが商品が届かない詐欺が発生する。中でも最も多いのは、代金を支払ったのに商品が届かない「オークション詐欺」。実は扱う商品ジャンルによっては詐欺が多発するカテゴリーがある。換金性が高い割には取引が楽な金券やコンサート入場券といったチケット類はその典型だ。
東京都に住む主婦のU子さんは、2年ほど前にチケット詐欺に遭った。「私が買ったのは商品券。普通よりも割安で買えると聞いて早速落札し、所定の代金を振り込みました。それから何日経っても連絡がないので、不安になってメールすると『あと1週間待ってください』との返事が。それから2週間待ったけど音沙汰なし。再びメールすると今度は送信エラーに。不安になって連絡先に電話したところ『現在使われておりません』…やられたと思いました」。その後U子さんは取引相手の情報を検索してみたところ、金券詐欺の常習犯だったことが判明した。
チケット類に匹敵するほどに詐欺被害が多いのが「ブランド品カテゴリー」だ。こちらは代金詐欺よりも、ニセモノを出品する業者や個人が存在する。
神奈川県のTさんはある有名ブランドの財布を購入したが、あるきっかけでニセモノと判明した。「01年にヴィトンの財布を落札。値段は4万円ちょっと。相場の約半額だったので迷わず購入し2年ほど利用。元々ヴィトンは好きだったのでバッグなども使っていたんですが、この財布は他のヴィトン商品に比べて傷みが早かったんです。そこで正規ショップへ修理に出したところ、店員さんから後日連絡があり『これ、ニセモノですよ』。ニセモノを2年間も使ってたなんて…」。彼女はこれに懲りて、ブランド品は必ず直営店で買うようになったという。
表向きの詐欺被害は前述のジャンルが多いが、実は隠れたジャンルも存在する。それは、アダルトグッズやビデオの取引詐欺だ。
アダルトグッズ詐欺に遭った愛知県のI氏は当時の様子をこう語る。「ブルセラが好きでパンツや制服を買ってました。ある日中古の中学生パンティを2万円で落札したんですが、代金を支払ったあと音沙汰なく、連絡先もウソでした」。しかし彼は落札商品が商品なだけに、警察はおろか、サイト管理者にも通報できなかった。「アダルトグッズ専門の詐欺師は多いみたいですね。扱う商品がヤバいので、被害が表に出にくいんでしょう」。彼は過去に5件も同様の被害に遭っており、実際は相当数の被害なのではないかと推測する。
ネットオークションで人気の高いカテゴリーのひとつとして「パソコン」がある。特にノートパソコンは人気が高く、新製品が半額近くで出品されたり、痛みの少ない中古パソコンは市価の半額程度で手に入れられる場合も多い。しかし、パソコンジャンルでは「クレーム詐欺」と呼ばれる、他のジャンルではあまり見かけない精密機器を扱うジャンルならではの詐欺が存在する。
大阪府のT氏は、過去に十数件のクレーム詐欺を行い、総額百数十万円を稼いだ悪質オークションユーザーだ。「手口は簡単。中古のノートパソコンに狙いをつけ、落札後に代金を支払います。数日後に本体が送られてきますが、相手に『壊れている』とクレームをつけるんです。ほとんどの出品者は謝ってきますよ。そこで代金の交渉をして、半分くらいのお金を返してもらいます。その後は半額で手に入れたパソコンを転売します。1台のパソコンで10万くらい儲かりますね。え?壊れてるじゃないかって?壊れてるなんて嘘ですよ。本当は壊れてないから大丈夫です(笑)」。
手口も巧妙になり被害数も増加の一途をたどるオークション詐欺トラブルだが、安全に利用するために必ずチェックしておくことがある。「入札前の相手の取引履歴」「相手の連絡先の確認」の2つだ。
「入札前の相手の取引履歴」
現在のネットオークションでは、相手が過去にどんな取引を行ったかを閲覧できるシステムがある。相手が問題アリだった場合、低い評価の比率が高く、評価記入欄に「この人は詐欺ですから注意してください」といったように、過去の取引ユーザーが親切に教えてくれている場合がある。この段階で怪しいと感じるユーザーだったら、いくら魅力的な商品だったとしても取引しないほうが身のためだ。
「相手の連絡先」
商品の取引が始まったら、相手の連絡先(住所・本名・電話番号)は必ず聞くこと。もし教えてくれないのであれば、その時点で取引を中止したほうがいい。電話番号は携帯電話番号ではなく固定電話番号を聞くこと。連絡先を教えてもらったら、面倒でも一度は実際連絡してみること。住所はネット地図検索サービスでだいたいの位置を調べておこう。もし偽住所であれば、検索結果が出なかったり、田んぼや空き地など、地図上でも建物が存在しないことがわかるような場所が表示されたりすることもある。
利用方法や取引相手さえ安全であれば、ネットオークションは非常に楽しいネットコンテンツだ。おかしなトラブルに遭わないためにも、ある程度の注意深さと危機意識をもって望むことが、ネットオークションを最大限に楽しむ方法だといえよう。
<この記事は竹書房「特冊新鮮組」に掲載されました>
東京都に住む主婦のU子さんは、2年ほど前にチケット詐欺に遭った。「私が買ったのは商品券。普通よりも割安で買えると聞いて早速落札し、所定の代金を振り込みました。それから何日経っても連絡がないので、不安になってメールすると『あと1週間待ってください』との返事が。それから2週間待ったけど音沙汰なし。再びメールすると今度は送信エラーに。不安になって連絡先に電話したところ『現在使われておりません』…やられたと思いました」。その後U子さんは取引相手の情報を検索してみたところ、金券詐欺の常習犯だったことが判明した。
チケット類に匹敵するほどに詐欺被害が多いのが「ブランド品カテゴリー」だ。こちらは代金詐欺よりも、ニセモノを出品する業者や個人が存在する。
神奈川県のTさんはある有名ブランドの財布を購入したが、あるきっかけでニセモノと判明した。「01年にヴィトンの財布を落札。値段は4万円ちょっと。相場の約半額だったので迷わず購入し2年ほど利用。元々ヴィトンは好きだったのでバッグなども使っていたんですが、この財布は他のヴィトン商品に比べて傷みが早かったんです。そこで正規ショップへ修理に出したところ、店員さんから後日連絡があり『これ、ニセモノですよ』。ニセモノを2年間も使ってたなんて…」。彼女はこれに懲りて、ブランド品は必ず直営店で買うようになったという。
表向きの詐欺被害は前述のジャンルが多いが、実は隠れたジャンルも存在する。それは、アダルトグッズやビデオの取引詐欺だ。
アダルトグッズ詐欺に遭った愛知県のI氏は当時の様子をこう語る。「ブルセラが好きでパンツや制服を買ってました。ある日中古の中学生パンティを2万円で落札したんですが、代金を支払ったあと音沙汰なく、連絡先もウソでした」。しかし彼は落札商品が商品なだけに、警察はおろか、サイト管理者にも通報できなかった。「アダルトグッズ専門の詐欺師は多いみたいですね。扱う商品がヤバいので、被害が表に出にくいんでしょう」。彼は過去に5件も同様の被害に遭っており、実際は相当数の被害なのではないかと推測する。
ネットオークションで人気の高いカテゴリーのひとつとして「パソコン」がある。特にノートパソコンは人気が高く、新製品が半額近くで出品されたり、痛みの少ない中古パソコンは市価の半額程度で手に入れられる場合も多い。しかし、パソコンジャンルでは「クレーム詐欺」と呼ばれる、他のジャンルではあまり見かけない精密機器を扱うジャンルならではの詐欺が存在する。
大阪府のT氏は、過去に十数件のクレーム詐欺を行い、総額百数十万円を稼いだ悪質オークションユーザーだ。「手口は簡単。中古のノートパソコンに狙いをつけ、落札後に代金を支払います。数日後に本体が送られてきますが、相手に『壊れている』とクレームをつけるんです。ほとんどの出品者は謝ってきますよ。そこで代金の交渉をして、半分くらいのお金を返してもらいます。その後は半額で手に入れたパソコンを転売します。1台のパソコンで10万くらい儲かりますね。え?壊れてるじゃないかって?壊れてるなんて嘘ですよ。本当は壊れてないから大丈夫です(笑)」。
手口も巧妙になり被害数も増加の一途をたどるオークション詐欺トラブルだが、安全に利用するために必ずチェックしておくことがある。「入札前の相手の取引履歴」「相手の連絡先の確認」の2つだ。
「入札前の相手の取引履歴」
現在のネットオークションでは、相手が過去にどんな取引を行ったかを閲覧できるシステムがある。相手が問題アリだった場合、低い評価の比率が高く、評価記入欄に「この人は詐欺ですから注意してください」といったように、過去の取引ユーザーが親切に教えてくれている場合がある。この段階で怪しいと感じるユーザーだったら、いくら魅力的な商品だったとしても取引しないほうが身のためだ。
「相手の連絡先」
商品の取引が始まったら、相手の連絡先(住所・本名・電話番号)は必ず聞くこと。もし教えてくれないのであれば、その時点で取引を中止したほうがいい。電話番号は携帯電話番号ではなく固定電話番号を聞くこと。連絡先を教えてもらったら、面倒でも一度は実際連絡してみること。住所はネット地図検索サービスでだいたいの位置を調べておこう。もし偽住所であれば、検索結果が出なかったり、田んぼや空き地など、地図上でも建物が存在しないことがわかるような場所が表示されたりすることもある。
利用方法や取引相手さえ安全であれば、ネットオークションは非常に楽しいネットコンテンツだ。おかしなトラブルに遭わないためにも、ある程度の注意深さと危機意識をもって望むことが、ネットオークションを最大限に楽しむ方法だといえよう。
<この記事は竹書房「特冊新鮮組」に掲載されました>
jikenbo at 16:04
│TrackBack(0)
│インターネット裏街道を行く



